奇跡的に晴れた芦別岳!素晴らしい雲海に感動!
6月の上旬、残雪の芦別岳に単独で登ってきました。
コース概要=登山口(8:50)ー鶯谷(10:18)ー半面山(11:01)ー雲峰山(11:32)ー芦別岳山頂(12:34)ー約1時間休憩~下山開始(13:30)ー雲峰山(13:55)ー登山口(16:18)
所要時間=7時間28分
どんよりとした空模様の中登山開始
初挑戦となる芦別岳。
今回は比較的危険個所が少ないという新道から登りました。
貯水池前に駐車するも、空はどんよりとしたガスに覆われています。
入林台帳にしっかりと記帳し、いざ登山開始です!
横には大きく熊出没の看板が・・・
目撃されて日付もつい最近らしい・・・
これは注意して登らないとね。
このゲートを開きい登り始めます。
動物の侵入を防ぐのを防止するゲートのようです。
踏み跡が明瞭な登山道を歩きますが、ご覧のようなモヤモヤな残念感いっぱいの天候。
この後、晴れるという予報を信じて歩き続けます。
鬱蒼とした森の中を歩きます。
木々の葉から雫が落ちてきて、風が吹くとボタボタと落ちてきて濡れてしまいます。
登山道わきに咲く小さな花々にちょっとホッとしました。
本格的なお花のシーズンはまだ先ですね。
呻吟坂?しんぎんざかと読むのかな?
意味を調べてみると
しん‐ぎん【×呻吟】
[名](スル)苦しんでうめくこと。「病床に呻吟する」「小説の書き出しに呻吟する」
むむ・・・序曲。
辛い登りが始まるのか・・・ゴクッ(覚悟)
呻吟坂負けるな地点。
むむむ・・・思ったより辛くないぞ・・・呻吟坂(笑)
見晴台??ここが?
うっかり見落としてしまいそうでした。
そしてガスで何も見えない・・・
見えないのだが・・・・・?
ひたすら早足で登ること1時間少々で・・・・!!!
なんと光が差してきた!!
空を見上げると眩しい太陽の光が見えるではありませんか!!
ガスの上は抜けるような青空!雲海にただただ感動!
登り続けること1時間半で奇跡が起きました!
抜けるような青空が!
鶯谷で少々休憩です。
濃いガスで何度引き返そうかと思った事でしょうか。
早々に諦めなくてよかった!
まるで異次元の世界!
視界が開けた登山道から雲海が見れました!
この光景にはただただ感動!
本当に引き返さなくて良かった!
半面山から美しい雲海を望む!
少し開けた半面山から美しい雲海が見れた!
時折大雪山が頭を覗かせていました。
標高の高い山からは同じように雲海が見れたのでしょうね。
いよいよ芦別岳が見えた!本峰前に鎮座する雲峰山へ向かう
半面山からは雲峰山と、その後ろに目指す芦別岳本峰が見えた!
っこからは長い雪渓歩きとなりそうです。
気を引き締めて登りを再開です。
ここからイマイチルートが不明瞭で、踏みあとも散り散りでした。
新しめの踏み跡を探しながら登ります。
よく見ると、下山してくる登山者の姿がみえました。
その方向に向かって登っていきます。
いよいよ核心部である芦別岳へアタック!
途中、下山者と挨拶を交わし、雲峰山ピークです。
ここからルートを確認してみると・・・・!?
なんかとってもヤバそうな雪渓に踏みあとが見えるんですけど・・・
ここから見る限り、かなりの急斜面に見えますが・・・?
大丈夫かなアレ。
雲峰山から小休止し景色を堪能。
雲海も切れかかって下界が見えてきました。
遠く富良野の街並みがうっすらt見えました。
このゼブラ感が良いですね。
うっかりしていましたがX字に雪渓が浮かぶ場所があったのを忘れていました。
さて、いよいよ本峰へ登りはじめます。
頂上直下は恐ろしい急こう配の雪渓歩き!その先にある絶景は!?
頂上直下には、急斜面に広がる雪渓が・・・(あまりの緊張に写真を撮っていません)
そんな急斜面に続く踏み跡。
正直、ここで断念しようかとも思いました。
少し登ってみて無理そうなら素直に諦めようと、一歩一歩慎重に歩みを進めます。
雪はかなり緩くなっていて、アイゼンは必要なさそう。
慎重に慎重に一歩一歩を確実に登っていきます。
下を見ると目眩を起こしそうな斜度です。
もうここからは下を見ないように歩みを進め・・・ついに頂上へ辿り着きました!
まさに感無量です!
暫くはその景色を見入っていました。
しかも誰もいない頂上を独り占めです!
なんて贅沢なんでしょう。
思わず独り言が多くなってしまいました(笑)
あっという間にお湯が沸かせるジェットボイルはもはや必需品です。
山頂ではカップラーメンとコンビニのおにぎりを食べました。
山ではコンビニのおにぎりでも5割増しで美味しく感じる(笑)
そして僅か数分でお湯が沸かせるジェットボイルは、もはや必需品となりました。
絶景を堪能しながら本当に贅沢な時間を過ごしました。
1時間の休憩後、恐怖の雪渓下りが
だれもいない山頂でい時間ほど過ごし、下山開始です。
が、あの恐ろしい雪渓歩きが待っています。
やはり、恐ろしいぞ!雪渓下り。
一歩一歩確実に下っていきますが、登りの時よりも怖くないぞ~!
最大の難所はあっという間にクリアしました。
雲峰山の雪渓下りはマッハでした。
雲峰山からの雪渓下りはある程度の勾配はありますが、まさに滑るように降りてきました。
登りにあれだけ時間が掛ったのに僅か数分でコルまで降りてきました。
途中、リーパーチックな白樺の木に妙にテンションがあがって撮影。
半面山から下富良野の街並みを望む
14:00も過ぎると雲海も切れて富良野方面の街並みが見えました。
遠くには大雪の山並みも見え、暫し見入っていました。
お花の時期はまだ早い。見ごろは!?
登山道脇には小さなお花が咲いていました。
数はそれ程多くなく、見ごろはまだ先ですね。
おそらく7月の上旬にもなれば数多くみられるのでしょうね。
16:18分、無事に登山口まで戻ってまいりました。
登りはじめはガスで眺望も悪く、引き返そうかと本気で考えていましたが登ってみて本当に良かった!
今度は経験を積んで旧道から登ってみたいですね。